おはようございます。sattoです。
今日は農業についてお話をしたいと思います。
農業とは
農業とは土地と自然環境を利用し生産物(野菜や動物など)を生産、出荷をして利益を得る産業です。
ここでは野菜のお話をしていきます。
現代はいろいろな産業がありますが、農業は生きていくためには必須の基幹産業です。世界中どこを探しても「食物を食べなくても生きていける」人なんておりません。それだけ社会的意義がある仕事だと思っています。
農業のタイプ
農業をするにはいくつかタイプがあります。
- 実家や親戚の農業を継ぐ
- 新規就農
- 農業法人で働く雇用就農
どれも野菜を栽培することには変わりありませんが1、2は家族または個人での栽培がメインとなり3は法人の従業員として働くタイプです。
近年の経営体別の推移をみると平成17年の農業経営体数は2,900,380経営体だったのに対し15年後の令和2年では1,075,705経営体と半減以下となっております。要因としては高齢化の原因が著しく、農家の半数以上が65歳以上となっているのが日本の農業の現状です。
日本での主流は「露地(ろじ)栽培」。ハウスや工場で作る「施設栽培」も注目度高まっています。どちらもメリット・デメリットはありますが何を栽培するかによって選択するのがよいでしょう。
栽培のタイプ
露地栽培のメリット
- 初期費用、維持費などコストが低い
- 大規模な栽培が可能
簡単に言えば施設栽培と違って畑(土)があれば栽培が可能です。厳密に言えば野菜の種(もしくは苗)があり毎日天気をみながら作物が育ちやすい環境を作ることが必要です。大規模になれば大型の機械(トラクター)なども必要になってきます。その分費用が何百万単位で掛かってしまいますが、小規模面積では数万円~十数万円の小型機械で十分です。
露地栽培のデメリット
- 自然の影響が受けやすい
- 作物の病気や生理障害が起こりやすい
- 害獣による被害がある
屋外での栽培ですので自然の影響を受けるのは当然ですが、近年の異常気象によりベテランの生産者の方でも思うように収量を上げるのは苦労しています。気温の高低で発生しやすい病害虫は変わりその都度処置をしなければなりません。また獣被害もあります。鳥や野生動物の被害は毎年必ずと言っていいほどでます。
ハウス(施設)栽培のメリット
- 出荷時期を調整できる
- 病害虫の被害を受けにくい
- 技術の進歩により高度な栽培ができる
ハウス栽培では気温の調整が可能になるため出荷時期をずらすことが可能で、販売単価が高い時期を狙って栽培することで収益をアップさせる方法がとれます。しかし近年の異常気象で夏場の暑い時期はハウス内の温度を下げることが難しく作物が育たない(実らない)などの障害がでております。病害虫に関しても屋内のため、ある程度被害を抑えることが可能です。しかし一度施設内で病気が発生してしまうと全体に広まってしまう可能性があるため病害中には常に注意が必要です。また近年では環境制御システムや養液栽培など温湿度管理やCO2管理、潅水(水を撒くこと)、施肥(肥料を撒くこと)を遠隔で管理できる技術もでてきています。
ハウス栽培のデメリット
- 導入・初期コストがかかる
一番のデメリットと言える費用が大きくかかることです。近年の資材費の高騰でハウス設備の骨組みでもあるパイプの値段が上がっております。ハウスを建てるだけでも大きさによりますが100万以上は確実にかかります。環境制御など最新のシステム導入もするとなると更に100万以上費用がかかります。
どちらの栽培もメリット・デメリットを理解し栽培することが必要です。栽培方法によってはデメリットを解消できることもできます。農業の栽培には正解はないと私は思っています。
記事の終わりに
今回紹介したのは農業のほんの一部ですが皆さんも家庭菜園やプランター栽培など野菜を作ることに挑戦してみてください。家族や知人が食べてくれ「おいしい!」と言ってくれた時はすごくうれしく幸せな気分になれます。
これが農家をしたい私の一番の理由です。
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