- スナップエンドウの栽培2024
この記事ではスナップエンドウに挑戦してみようと思っている方に参考になればと思い作成してみました。
準備するもの
畑の準備
①肥料 基肥・追肥肥料、石灰肥料。
10a当たり7~10㎏程となってますので1㎡では10gほど基肥は一つまみ程度
②畝立て 高畝栽培を基本として排水対策をしましょう。
③マルチ 生育安定には不可欠。最悪なくても栽培できます。春先は黒マルチ
④支柱 2mあたり1本で支柱を立てていきます。
⑤ネット ホームセンターなどで売っているきゅうりネットでOK。
肥料は定植(播種)する2週間前頃までに畑に撒き、土とよく混ぜておきましょう。
畝立て、マルチをしたら早目に支柱を立てておくことをおススメします。
育苗する場合
①種 今回は「ニムラサラダスナップ」を準備しました。
②育苗用培土 ホームセンターなどで購入できます。肥料入りのものを使用しましょう。
③セルトレイ 32穴、72穴、128穴などなんでもよいです。白色、黒色がありますが
白は高温期、黒は寒冷期など季節で使い分けましょう。
上の写真は早朝(6時頃撮影)
4月に入り暖かくなってきましたので実際に4/1播種してみました。
1つの穴に2粒ずつ撒き育苗が完了したらそのまま植えつけをします。
早朝の外はまだ寒いので自宅の日当たりのよいところで保温しながら発砲スチロールとラップでやってみましたがやはりまだ気温が足りないみたいです。
ニムラサラダスナップの発芽適温は18~20℃ですので日中には超えているはずですのでとりあえずよしとしました。
直播(じかまき)をする場合
①種
直播をする場合は畑の準備ができれば種があれば大丈夫です。
なるべく中央に種を撒きます。
のちに支柱を立てます。
定植~栽培
定植・直播
育苗した苗を定植しました。急激な気温上昇で徒長してしまいましたが…
まだ空いている場所がありましたので直播で撒きました。
今回は追肥も行うためマルチなして栽培してみたいと思います。
支柱立て
←左画像のようにネットを張ります
→支柱両端には強化支柱を立てます
今回は市販のエンドウネット(縦長150㎝)を使用しました。
直播の発芽
約10日程で発芽しました。気温も高かったので地温が上がり予想よりも早く咲きました。
発芽適温は18℃~20℃で最低地温は13℃を確保できていれば発芽は促進されます。
この段階ではまだ追加作業はありません。
ある程度成長したら
約20㎝程まで成長してきたら写真のとおりテープで誘引してあげましょう。
メリットとしては①ネットにうまくツルを絡ませることができる②シルバーにすると害虫が寄りずらくなります。
さらにもう10㎝程度伸長したら2段目も追加していくとネットに絡まり、垂れ下がることは少なくなります。
芽かき
早い段階から収穫はできるようになりますが、早くから収穫してしますと後半に実がつかなくなることがありますので5段目ぐらいの花まで芽かきをして収穫を長持ちさせます。
※ヴィルモランみかどさんの公式では7段目までとなってますがこの品種は暑さに弱いため近年の
気象を考え少し早めに芽かきを終了します。
収穫
写真では分かりづらいですが、だいたい莢の長さが7センチになったら収穫です。暑さも1cmほどで収穫するとよいでしょう。
収穫の際に花が残ってしまうようであれば取り除きましょう。
栽培してみての感想・注意点
今年の東北地方の気候は平年よりは気温が高く推移しましたが、昨年程ではなかったため前半は順調に生育しました。7月に入ると気温が一気に上昇し伸張しなくなり6月末で収穫終了となってしました。
できれば7月中旬まで収穫を伸ばせていれば販売額はもっと伸ばせたと思います。
また、生育中盤に下部から脇芽がでてきますがその脇芽処理を怠ってしまったのも伸張しなかった原因かと思います。
極力、農薬を避けて栽培していましたが、やはり気温が上昇してくると病気や虫(特にアオムシ系)が多くなるため最低限の防除は必要だと感じました。
来年に向けての課題としては、、、
①脇芽の除去
②病気、害虫予防
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来年もガンバルゾ!
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